[タンポポ調査近況]宝石みたいな花粉たち
- tanpopofukuoka
- 2015年5月21日
- 読了時間: 2分
随分ご無沙汰しています、九大タンポポ調査事務局の満行知花です。
ここ最近、タンポポ調査・福岡に送られてきたデータの入力、同定作業に追われていました。
5月21日現在、福岡には566サンプルが送られてきています。
送ってくださった皆様、どうもありがとうございます!!
そして私にとって、幸せな気分になれるのが、花粉観察の時間です。
タンポポでは、2倍体では花粉のサイズが均一、倍数体はサイズがバラバラ、という特徴があります。
そこで、西日本・タンポポ調査では、集まったサンプルを同定するとき、花粉を観察して2倍体と倍数体とを区別します。
デジタル顕微鏡を使って観察していると、自分が小さくなってタンポポの中を冒険しているような気分になります。
そして、やっと沢山の花粉が見付かったときは、お宝を見つけたような感動が!
というわけで、今日は同定に使ったタンポポ花粉の写真を載せて、幸せのおすそ分けをしたいと思います。
まずは倍数体。
現在福岡に送られているサンプルでは、
在来種:シロバナタンポポ、モウコタンポポ、ツクシタンポポ、ヤマザトタンポポ、
外来種:セイヨウタンポポ、アカミタンポポ
が倍数体になります。
黄色くてコロコロしたものが、タンポポの花粉です。
一粒一粒をよく見ると、大きな花粉もあれば、その1/3くらいの小さな花粉もあります。

めしべの部分に沢山の花粉が付いています。

やはりこちらも、いろいろなサイズの花粉がありますね。

花びらにも、花粉がくっついています。
中央の少し左下の二つの花粉は、大きさの違いが歴然ですね。

こちらも、やはり大きさはバラバラです。
次に、2倍体の花粉ですが、これはまた明日追加します!
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